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中川 寛渡
2021年 新卒入社
インフラ長寿命化部
桜川市出身。日本大学工学部を卒業。
大学では土木工学を専攻した。
休日は気が赴くがままに過ごしてます。
橋梁やトンネルなど、インフラ構造物の安全を守るための点検・調査・診断を行っています。2012年に起こった中央自動車道笹子トンネルの天井版崩落事故をきっかけに、国内のインフラ構造物の老朽化が問題視されるようになり、当社でも点検・調査・診断を専門におこなうインフラ長寿命化部を立ち上げました。大学で学んだ知識を活かし、現地調査から実際の点検作業、調書作成にいたるまで、点検・調査・診断に関わるすべての業務を行っています。
点検・調査・診断の対象となる構造物は無数にあり、用水路に架けられた小さな橋梁から複数車線をもつ大規模なものまで、大きさや形状もさまざまです。図面や資料がないものも多いため、現場で橋梁形式や部材をひとつひとつ確認しながら進めていく作業はとても根気がいります。
インフラ構造物の安全性の確保と維持は最優先におこなうべきこと。修繕をするのか、新たにつくり直すのか、各自治体が適切な決定をするための判断材料となるよう、正確な点検・調査・診断と、わかりやすい調書・報告書作成を心掛けています。そのためにも、エクセルのマクロ処理等のスキルを磨き、効率的でミスのない書類作成の仕組みづくりにも取り組んでいきたいですね。
普段通っている橋やトンネルなど、たくさんの人が実際に使っている施設を点検・調査・診断する仕事なので、自分自身がその施設を利用することも多く、その度に「ここの安全は自分が調査した」と実感することができます。
現在は、既存のものを長く使う、ストック&リノベーションの時代を迎えています。インフラ構造物には莫大な建設費やメンテナンス費がかかりますが、そのライフサイクルコストをいかに最小限に抑えていくかは、日本が抱える大きな課題。予防保全段階での対策はコストの低減や平準化に繋がるため、自分たちの仕事が社会の役に立っているという実感も、大きなやりがいにつながります。
目視や打音法、電磁波レーダー法、超音波法、X線を使った非破壊検査など、点検・調査にはさまざまな手法があります。コンクリートに関する知識を活かしながら、調査・診断に関する知識や技術をさらに磨き、少しずつ業務の幅を広げていきたいです。